井坪政は近江八幡監禁殺人事件を起こした犯人です。この事件の中では2人の男性が監禁され、1人が亡くなっています。被害者は押入れに監禁され、暴行や非人道的な扱いを受けていました。井坪政や共犯者の公判判決や、その後について紹介します。
井坪政とは VIDEO
井坪政は2017年8月に男性2人を押入れに監禁し、そのうちの一人を死亡させた近江八幡監禁殺人事件の犯人です。井坪政はどのような理由から男性2人を監禁して殺害したのでしょうか?この人物のプロフィールとともに事件の概要を紹介します。
井坪政のプロフィール 井坪政の詳しいプロフィールは明らかになっていません。そのため、逮捕当時29歳だったことや、飲食店従業員だったことなど、一部の情報だけ確認することができます。また、かなり大柄で太った体型のようです。
近江八幡監禁殺人事件の犯人 この事件は滋賀県近江八幡市の住宅で起きたものです。井坪政は男性2人を監禁し、暴行を加えて一人を殺害しています。また、この事件は複数の人間と行ったものであり、井坪政が主導的役割を果たしたと考えられています。
近江八幡監禁殺人事件の真相 まずは、近江八幡監禁殺人事件の流れを確認しながら、事件の真相に迫っていきましょう。なぜ、男性は殺害されなければならなかったのでしょうか?また、井坪政は最初から殺意を持って監禁を行っていたのかという点にも注目しました。
近江八幡監禁殺人事件の概要 事件が起きた場所は、滋賀県近江八幡市の住宅です。犯人は井坪政以外に、坂本厚樹、荻原真一、飯星飛香、宮崎佑佳、亀井徳嗣の男女5名がいます。そして、殺害されたのは大阪市・堺市の無職、渡邉彰宏さんでした。
被害者(渡邉彰宏)を集団で監禁
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被害者の渡邉彰宏は、堺区にある男女数人が暮らす飯星容疑者の自宅に連れて行かれ監禁されています。そして、この場所でリンチされており、衰弱していきました。最終的に押入れに閉じ込められており、食事はカップラーメンにご飯を入れただけのものだったそうです。
犯人達が知り合った場所はSNS 犯人たちが知り合ったのはSNSだったようです。また、被害者もSNSを通して知り合っていました。このような形で知り合った彼らはグループで行動するようになり、最初は仲の良い関係だったのでしょう。しかし、井坪政が被害者に暴力を振るうようになり、上下関係が生まれたと考えられています。
ただし、坂本厚樹に関しては処分保留で釈放となっており、事件にどこまで関わったのか不明な部分が多いです。しかし、坂本厚樹と井坪政、そして被害者は同じムエタイジムに所属していたことも分かっています。
渡邉彰宏以外にもう1人も監禁被害に その後、2017年8月に被害者は飯星被告の家から、滋賀県近江八幡市にある荻原被告の住宅に移されています。しかし、この段階で被害者の衰弱が激しく、荻原被告が119番通報しています。男性は緊急搬送されたものの、死亡が確認されています。
警察は同年11月6日に、傷害容疑で井坪政、宮崎佑佳、荻原真一を逮捕しています。また、荻原真一に暴力を振るったとして、亀井徳嗣も逮捕されています。
その中で、警察はさらに監禁されている人が居ることに気づいて、飯星被告の家を捜査しました。この場所で渡邉彰宏とは別の男性を発見しています。男性はなんとか会話を出来たものの、自分で歩けないほど衰弱していたそうです。
近江八幡監禁殺人事件の手口とは もともと、SNSを通して知り合った仲間だったものの、井坪政が被害者に暴力を振るうようになったことが事件の発端でした。次第に被害者は車の運転などの使いっぱしりをさせられるようになっています。
井坪政をトップに、他の人間は暴行に加担しなければならない状況になっていたことが考えられます。暴力で仲間を支配することで、この状況が続いていたのでしょう。2012年に発覚した、兵庫県尼崎市で起きた監禁事件も同様の手口でした。
押入れに4年ほど監禁 このように井坪政を中心として上下関係が生まれ、他の仲間は逆らえない状態になっていたわけです。そして、暴力もどんどんひどくなって、木刀で殴ったり縄跳びの縄で叩いたりしていたようです。
また、もう一人の被害男性は井坪政を頼って新潟から堺市に移り住んでいたようです。当初、井坪政、宮崎佑佳、飯星飛香で同居していました。しかし、人数的に手狭になったことで、被害男性は飯星被告と生活を始めています。
押入れには全裸にオムツ状態で監禁? この事件が特に残酷だと言われる理由は、被害者が押入れに紙おむつだけを履かされて、監禁されていたことです。押入れや部屋には監視カメラが複数設置されており、逃げ出さないように監視していたことが考えられます。
井坪政の判決公判 井坪政は近江八幡監禁殺人事件の犯人と見られていますが、裁判ではどういった判決が下されたのでしょうか?井坪政の判決公判について調査しました。また、その他の被告たちの判決についても紹介します。
主犯の井坪政以外に犯人男女5人も逮捕 事件の容疑者として、井坪政を含む男女6人が逮捕されています。捜査の中で井坪政以外の5人は容疑を認めていました。しかし、事件を主導したと考えられている彼は犯行の動機などを語ることはなかったそうです。
井坪政の公判 井坪政の公判の中で、仕事に就いて働いているのは彼とジムを経営している坂本厚樹だったことが分かっています。他の人は無職で生活保護を受けており、そのお金を共有する形で集団生活をしていたわけです。
そういった中で、井坪政が被害者に暴力を振るうようになると、自分が次の標的にされないように暴行に加わっていたことも分かっています。しかし、荻原被告は亀井被告から暴行を受けており、事件が発覚しなければさらに被害者が増えていた可能性もあります。
公判では無罪を主張 公判の中で、井坪政は監禁の事実や殺意は無かったとして無罪を主張しています。また、被害者が衰弱したのは他の共犯者たちの暴行が原因だったと説明したのです。
2019年3月22日に判決公判 事件の判決公判は2019年3月22日に行われました。近江八幡監禁殺人事件の犯人として逮捕された井坪政ですが、最後まで自分の罪を認めることはなかったようです。
井坪政に懲役30年の判決 裁判長は求刑通り、懲役30年の判決を言い渡しています。その中で、監禁をすることが被害者を死亡させる可能性があったことを認識していたはずという判断でした。
また、犯人たちが被害者に対して暴力だけでなく、排泄物が入ったペットボトルを飲ませるなど非人道的な行いをしている点を厳しく判断しています。井坪政は同年3月27日にこの判決を不服として控訴しています。
井坪政以外の犯人への判決は? また、井坪政以外の犯人は、懲役11~20年の判決を受けています。しかし、犯人たちは控訴を行っており、今後も裁判が続いていくことが予想されています。
詳しい判決に関して調べたところ、飯星飛香被告は懲役11年、宮崎佑佳被告は懲役18年を言い渡されています。飯星被告の方が短いのは、積極的な関与はなくほう助にとどまったという判断だったのでしょう。
井坪政のその後について 近江八幡監禁殺人事件で懲役30年の公判判決を受けた井坪政ですが、その後はどうなっているのでしょうか?判決を不服として控訴したことが分かっており、裁判で闘っているのかが気になる点です。
その後は井坪政のFacebook判明? 事件の内容が報道されると、井坪政について調べた人が多いそうです。その中で井坪政のFacebookなどが見つかったという声もありますが、詳しいことは情報がありませんでした。珍しい名前ですが、Facebookで同姓同名が見つかった可能性もあります。しかし、実際にそういった報告は確認出来ていません。
井坪政に対するSNSの反応 SNSは井坪政が犯した殺人について、厳しい処罰を求める声が多いようです。特に排泄物を食べさせたという話や押し入れにおむつを履かせて監禁していたということを、ひどすぎると感じているのでしょう。
そういや前にツイートしたかもしれんけど日本橋のASOBIBAでサバゲーした時に、最近集団監禁リンチでワッパ掛けられてた井坪政とかいう犯罪豚がおったわ
— キリーク@PC版MHW (@kireek_photo) January 12, 2018 また、井坪政の次の公判が11月13日に決まったという噂や、マスコミなどの面会を受け付けているという話もありました。あくまで自分が無罪だと主張しているようで、監禁や殺人を行っていないことを説明したいのでしょう。
その後は犯人の1人の坂本厚樹が自殺? 犯人の一人として逮捕され、処分保留で保釈されていた坂本厚樹が自殺していることが分かりました。釈放された翌日に大阪府内の自宅で首を吊っていたのを発見されたそうです。この自殺の理由として、取り調べが厳しく、それに耐えることが出来なかったようです。
また、宮崎佑佳被告は18年の懲役という判決を受けていましたが、その後の二審の情報も確認することが出来ました。宮崎佑佳被告は2019年8月23日に大阪高裁で求刑を2年上回る懲役20年の判決を受けました。また、弁護側の控訴を棄却しています。
宮崎佑佳被告は井坪政から性的、身体的暴力を受けて逆らえなかったという風に主張していたようです。しかし、裁判長はそういった制限は無く、事件の補佐役だったと判断したのでしょう。このように近江八幡監禁殺人事件は少しずつ刑が確定し始めています。
井坪政は近江八幡監禁殺人事件の主犯格で懲役30年の判決 近江八幡監禁殺人事件の主犯格である、井坪政について紹介しました。井坪政は懲役30年の判決を受けており、現在控訴中です。また、他の共犯者の裁判が進んでいるものの、坂本厚樹被告が自殺していることも分かりました。
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事件の動機などは未だにはっきりとしていない部分が多いといえるでしょう。井坪政らの身勝手な行動によって被害者は亡くなっています。井坪政が控訴しているため、今後の裁判に注目する必要があるといえるでしょう。